向こう正面で、内田騎手の鞭が動く。『ああー、走る気が無いのだ。 今日はだめだな』と思った。友人達に、あそこで鞭を入れるようでは・・・と言ったとき、メイショウバトラーが3コーナーから4コーナーにかけて上がっていく。目を凝らしてスクリーンを見ると、その後ろに、ラピッドオレンジが上がってきていた。だが、バトラーに先手を取られてはと思ったのと、大外を上がってくるので、不利だと思った。
4月2日(水)船橋の交流重賞・マリーンC(Jpn3、ダート1600m、牝馬限定)に内田博幸騎手56kgで出走したラピオ嬢は、馬体重は5kg増の469kg。レースでは、五分のスタートから押していきましたが、行きっぷりがもうひとつで先行態勢がとれず、鞍上の「内枠で砂を被ると進んでいきませんでした」の言葉通り、道中7番手を追走のかたちとなりました。「向正面で馬がばらけて外に出すと、しっかりとハミをとってくれました」と言うように、鞍上が鞭で追い出すと行きっぷりが変わりレースになった。しかし「3コーナーで岩田騎手の馬に内に入られて5頭分くらい外を回されてしまいました。それでも最後まで伸びていますし、状態がよかっただけに、外枠に入っていればまた違った結果になっていたと思います」と鞍上の内田騎手が悔しそうに語っているように惜しいレースであった。
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